婚姻費用及び養育費における大学進学費用

こんにちは!

かがりび総合法律事務所代表弁護士の野条です。

本日は、婚姻費用及び養育費における大学進学費用、についてです!

大学進学費用は、①大学進学費用を負担する合理的理由、②その負担割合をどうするか、という議論に分かれます。①については、私立学校の教育費や塾の費用の議論にもつながってきます。以下で、詳述していきます。

①大学進学費用を負担する合理的な理由について
 近年の大学進学率するからすると、ある程度の収入がある家庭ではその子が卒業するまでは未成熟子と扱えるということが相当であり、子が大学進学することに合理性がある場合には合理的であるとされます。例えば、親が大学進学している場合や、これまでの教育が大学進学が予定されている、収入や教育環境も重視されます。
 大学費用として、大学への納付金の外、通学費用、下宿金なども含むとされています。
 もちろん、親が承認していた場合には当然に合理的であるという必要があります。